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ゆらし療法の施術風景

日本で生まれた、
やさしい手技療法。

ゆらし療法とは

やさしく触れ、ゆっくり動かす、痛くない手技

ゆらし療法(Yurashi Gentle Touch Therapy)は、穏やかな手の圧や関節の動きを組み合わせる、日本で生まれた手技療法です。相手の呼吸や感覚、体の反応に合わせて、触れ方や動かし方を調整します。

穏やかな刺激を、相手に合わせて選ぶ

体の緊張を力で抑え込むのではなく、本人が無理なく受けられる刺激を選びます。触れる強さだけでなく、動きのリズムや範囲、呼吸との合わせ方を大切にします。

手法には、指で圧を加えながら関節を動かすものや、軽く引く力を保ちながら関節を動かすものがあります。

動きを手で導く手法では、体を支える手と、関節の動きを調整する手を使い分けます。一つの関節だけを見るのではなく、隣り合う関節や体幹がどのようにつながって動くかを確かめます。

動きは穏やかな一定のリズムを基本とし、関節を限界まで押し広げず、余裕のある範囲で行います。動かしたときの抵抗や本人の感覚を確かめ、触れる位置や動かす範囲を調整します。同じ症状でも、相手の状態が違えば手技の選び方も変わります。

症状の背景にある負担を考える

ゆらしラボのスタッフが話を聞くカウンセリング風景

ゆらし療法では、筋肉の緊張や動きにくさを、ただ取り除くべきものとは考えません。体が何かをかばったり、日々の負担に対応したりしてきた反応として捉え、その背景を理解することを大切にしています。

長時間の同じ姿勢、繰り返す動作、仕事や家庭での緊張、休息の取りにくさ。痛い場所だけでなく、その人がどのような生活を続けてきたかにも目を向けます。姿勢や動き、呼吸を観察し、本人の話を聞きながら、施術で働きかけられることを考えます。

安全と施術の範囲

施術者が相談内容を聞き取っている様子

痛みを尊重し、無理に動かさない

本人が感じる痛みを、施術者の判断だけで否定しません。痛みがあれば、その時点で刺激を調整します。

膝の状態を確かめている様子

痛みを一つの原因に決めつけない

痛みには身体的・心理的・社会的な要因が関わり、本人の訴えを尊重することが大切です。画像検査の結果だけで痛みのすべてを説明できるとは限らず、「異常が見つからない」ことだけで、医療上の問題がないと自己判断することもできません。

痛みの定義と考え方:国際疼痛学会

宮田胃腸内科皮膚科クリニックで医師と施術者が対話する様子

施術は、医療の代わりではありません

ゆらしの施術では、本人の感覚や体の反応を確かめながら、触れ方や動かし方を調整します。これは、病気やけがを診断したり、医療上の問題がないと判断したりすることとは異なります。

診断・検査・治療方針の決定は、医療機関が担う役割です。ゆらしの施術はそれらに代わるものではなく、このページも個別の診断や医療相談を提供するものではありません。

共同研究で身体の状態を測定している様子

受診や治療を、施術のために遅らせない

新しい痛み、強い痛み、悪化する症状があるときは、施術より先に医療機関へ相談してください。治療中の方や、施術を受けてよいか不安のある方も、担当の医療専門職に相談してください。

症例記録

症状・お悩み一覧

部位・不調別にまとめた症状の一覧です。

施術者が記録を整理するイメージ画像(実際の症例記録ではありません)

掲載は、各疾患に対する施術の適否や治療効果を示すものではありません。医療機関での診断や治療を踏まえ、施術で扱う範囲を確認します。

頭・顔

  • 頭痛
  • めまい
  • 耳鳴り
  • 目の疲れ
  • 顎関節症
  • 緊張型頭痛
  • 後頭神経痛
  • 顔面神経麻痺後の違和感・こわばり
  • 顎関節症術後の違和感
  • その他の痛み(頭・顔)

首・肩

  • 頸椎椎間板ヘルニア
  • むち打ち
  • 寝違え
  • 首のつり
  • その他の痛み(首・肩)
  • 肩こり
  • 五十肩
  • ストレートネック
  • 頚肩腕症候群
  • 頸椎症
  • 胸郭出口症候群
  • 腱板損傷回復後のケア
  • 上腕二頭筋長頭腱炎
  • 肩峰下インピンジメント症候群
  • 肩鎖関節症
  • 肩鎖関節脱臼後の痛み
  • 乳がん術後の肩の痛み・可動域制限

腕・手

  • 肘の痛み(ゴルフ肘)
  • 肘の痛み(テニス肘)
  • 肘の痛み(野球肘)
  • 肘の痛み(打撲後)
  • 腱鞘炎
  • 手のしびれ
  • ばね指
  • TFCC(三角線維軟骨複合体)損傷回復後のケア
  • 手根管症候群
  • ギヨン管症候群
  • 肘部管症候群
  • 尺骨神経障害
  • 正中神経障害
  • ドケルバン病
  • CM関節症(母指CM関節症)
  • へバーデン結節・ブシャール結節
  • その他の痛み(腕・手)

胴体・腰

  • 脊椎側弯症
  • 肋間神経痛
  • 腰痛(慢性)
  • ぎっくり腰
  • 坐骨神経痛
  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 脊柱管狭窄症
  • すべり症
  • 腰椎分離症
  • 変形性股関節症
  • 臼蓋形成不全
  • グロインペイン症候群
  • 梨状筋症候群
  • 仙腸関節痛
  • 仙腸関節機能障害
  • 筋・筋膜性腰痛
  • 腰椎椎間関節症
  • 腰椎圧迫骨折後の痛み
  • 慢性骨盤痛
  • 腸腰筋炎・腸腰筋症候群
  • 大転子部痛症候群(GTPS)
  • 弾発股
  • 産後の腰痛・骨盤周囲痛
  • その他の痛み(胴体・腰)

膝(ひざ)

  • 変形性膝関節症
  • オスグッド
  • ジャンパー膝
  • 半月板損傷回復後のケア
  • 側副靭帯損傷回復後のケア(膝)
  • 前十字靭帯損傷回復後のケア
  • 後十字靭帯損傷回復後のケア
  • 膝の水
  • 腸脛靱帯炎(ランナー膝)
  • 鵞足炎
  • 膝蓋大腿関節症(膝蓋大腿痛症候群)
  • 膝蓋腱炎
  • その他の痛み(膝)

足

  • ハムストリングスの肉離れ
  • ふくらはぎの肉離れ
  • 肉離れ(その他)
  • シンスプリント
  • 足のつっぱり感
  • 足底筋膜炎
  • 足のしびれ
  • 外反母趾
  • 内反小趾
  • シーバー病(踵骨骨端症)
  • 扁平足
  • モートン病
  • 有痛性外脛骨
  • 足根管症候群
  • 腓骨筋腱炎
  • アキレス腱炎
  • 足関節不安定症
  • 足関節捻挫後の痛み
  • 疲労骨折後の痛み
  • 種子骨障害
  • その他の痛み(足)

自律神経・生活関連

  • 自律神経失調症
  • 睡眠障害
  • 更年期障害に伴う不調
  • 慢性疲労症候群(ME/CFS)

お腹・消化器の不調

  • 便秘
  • 下痢
  • 機能性ディスペプシア(FD)
  • 過敏性腸症候群(IBS)
  • 逆流性食道炎(GERD)

月経・婦人科系の不調

  • 生理痛
  • PMS(月経前症候群)
  • 子宮内膜症の治療中・治療後に伴う不調
  • 子宮筋腫の治療中・治療後に伴う不調
  • 卵巣嚢腫の治療中・治療後に伴う不調

全身の不調

  • 全身の倦怠感・だるさ
  • 肉体疲労
  • 筋肉のハリ・こわばり
  • 姿勢・体の使い方の偏り
  • 冷え性
  • むくみ
  • リンパ浮腫に伴う違和感・重だるさ

手術や治療後の痛み・しびれ

  • 手術後の痛み・しびれ
  • その他の治療後の痛み・しびれ
  • 手術後
  • 骨折後
  • 靭帯損傷回復後のケア
  • 脱臼後
  • 捻挫後
  • 人工関節置換術後
  • がん治療後
  • 運動器症状
  • 顔面神経麻痺治療後
  • ヘルペス治療後
  • 帯状疱疹後神経痛(PHN)

メンテナンス・その他

  • メンテナンス・マッサージ
  • その他のご相談

医療機関での治療と、ゆらし療法の役割

手術後の痛み・しびれや、治療中の疾患に伴う不調については、主治医に相談したうえで施術の可否・範囲を確認します。疾患そのものの診断や治療に代わるものではありません。

日本語の症例ページ

動画で見る施術の記録

肉離れ・オスグッド・半月板損傷に加え、肩・肘・腰・頭や首・足に関する動画を、症状別に紹介します。個別の記録であり、同じ結果や改善までの期間を保証するものではありません。

8分類・21本の動画

動画名はYouTubeで公開されている原題です。各動画は個人の記録です。

動画の音声・説明は日本語です。

利用者からの声

一枚一枚に、体験の言葉。

ゆらしを体験された方やご家族から、手書きのハガキが届いています。症状で分けず、日本語の公式サイトで公開しているハガキをまとめました。

346枚のハガキを掲載

院内の壁に掲示された、利用者からの手書きのハガキ

原文のまま掲載しています(主に日本語)。画像を選ぶと拡大できます。

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個人の体験・感想です。効果や安全性を保証するものではなく、臨床研究の結果とは区別してご覧ください。

日本語の公式サイトで見る
Google Maps

Googleマップに寄せられた評価

直営4店舗の評価です。各店舗のGoogleマップで、最新の評価と口コミをご覧いただけます。

利用者による評価であり、施術の効果や安全性を保証するものではありません。

歩みとこれから

日本の手当てから、研究と国際交流へ

ゆらし療法のルーツは、日本の「手当て」や、やさしく触れる手技にあります。松永光司は日本で学んだ手技を発展させ、約10年をかけて手技と理論を「ゆらし療法」として体系化しました。

その後、日本で体系化したゆらし療法をドイツへ紹介しました。医学的研究や海外での交流を重ねてきた歩みは、現在の教育と共同研究にもつながっています。

日本での学び
日本の民間療法を背景とする師の施術を、松永が日本で学ぶ
日本での発展・体系化(約10年)
学んだ手技を日本で発展させ、約10年をかけて手技と理論を「ゆらし療法」として体系化
海外への紹介
日本で体系化したゆらし療法を、松永がドイツへ紹介。現地での講習や交流へとつながる
2012年
ドイツの医学・自然療法関係者との共同研究を開始。関連書籍を出版
2013年
デュッセルドルフの自然療法士学校でベーシックコースを開催
2015〜2016年
日本に直営店「ゆらしラボ」を開設。ゆらしインターナショナル株式会社を設立し、東京でもベーシックコースを開始
2019年
全仏オープンテニス出場選手に帯同
2022年
宮田胃腸内科皮膚科クリニックで、機能性ディスペプシアを対象とする取り組みを開始
2023年
慶應義塾大学体育研究所、からさわ整形外科クリニックとの共同研究を開始
2026年
オスグッド・シュラッター病を対象とする2本の研究論文を発表

スポーツ現場での経験

ストラスブールのテニス大会会場
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ストラスブールのテニス大会会場

写真は別大会であるストラスブール大会の記録です。下記の全仏オープンの写真ではありません。

2019年には、全仏オープンテニスに出場する選手に帯同しました。競技の現場での活動と、医師・研究者と行う研究の両方に取り組んでいます。

全仏オープン帯同に触れている医師との対談を読む

手技と、状態に合わせた選び方を学ぶ講習

講習会で施術の方法を学んでいる様子

講習では、手の使い方とともに、相手の状態をどう捉え、なぜその手技を選ぶのかを学びます。認定と継続研修を通じて、痛みへの対応や施術で扱う範囲の判断も共有しています。

臨床で得た気づきを研究で確かめ、研究結果を施術や教育に生かす。その往復を重ねながら、技術と理解の両方を深めていきたいと考えています。

海外の専門職と、経験と研究を共有する

海外の関係者との交流の記録

日本で培ってきた技術と研究を、海外の医療・リハビリテーション・スポーツ分野の専門職にも紹介していきたいと考えています。

実際に体験していただき、現場での意見を伺うこと。研究論文を共有し、共同で検証できるテーマを探ること。地域ごとの医療制度や専門職の役割を尊重しながら、交流を重ねていきます。

医療連携

診療と研究、それぞれの現場で

以下では、医療機関との診療・研究上の連携を紹介します。連携においても、診断と治療方針の決定は医師が担い、ゆらしの施術がそれらに代わるものではありません。研究では、研究者が評価方法を設計し、測定と解析を行います。

からさわ整形外科クリニックの院内

からさわ整形外科クリニック

整形外科での施術・共同研究
柄澤玄宏医師と連携し、オスグッド・シュラッター病を対象とする研究に取り組んでいます。同院は発表済み論文の臨床研究拠点です。

医師との対談を読む

宮田胃腸内科皮膚科クリニックの外観

宮田胃腸内科皮膚科クリニック

内科領域への研究の広がり
宮田直輝医師と、機能性ディスペプシア(FD)を対象とする施術研究に取り組んでいます。

医療機関の公式サイト

田園調布長田整形外科の院内

田園調布長田整形外科

整形外科診療と施術の連携
医療機関内で施術を行い、肉離れを対象とする研究にも協力しています。

医療機関の公式サイト

よみうりランド慶友病院の外観

よみうりランド慶友病院

終末期医療の現場でのケア
終末期医療の現場で、身体に穏やかに触れる補完的なケアに関わってきました。

医療機関の公式サイト

臨床研究

医師・研究者と進める臨床研究

慶應義塾大学体育研究所、からさわ整形外科クリニックとの共同研究から、オスグッド・シュラッター病を対象とする2本の論文が査読付き国際学術誌に掲載されています。

共同研究では、施術の一部を股関節・膝関節の「他動運動」として検証しています。他動運動とは、本人が自力で動かすのではなく、施術者などの外からの力で関節を動かすことです。筋肉の硬さや動かしやすさ、本人が感じる痛みを指標に、実施直後の変化を調べています。

共同研究で身体の状態を測定している様子
医師と施術者の対談風景
01

発表済み|10分間の他動運動による直後の変化

項目内容
対象両側性オスグッド・シュラッター病の参加者53名
方法左右の脚を無作為に介入側と安静側に分け、10分間の他動運動と10分間の安静を比較
測定太もも前面の大腿直筋の硬さ、踵と臀部の距離、本人が感じる膝の痛み
結果介入側では筋肉の硬さ、踵と臀部の距離、痛みが直後に低下。安静側では有意な変化は報告されませんでした

掲載誌:Arthroscopy, Sports Medicine and Rehabilitation/2026年/8巻4号 e70041
論文・書誌情報を読む · DOI: 10.1002/ars2.70041

PubMed — 発表済み|10分間の他動運動による直後の変化PubMed
02

発表済み|繰り返すことで、筋肉の硬さはさらに変わるか

項目内容
対象両側性オスグッド・シュラッター病の10〜14歳の参加者15名
方法介入側に10分間の他動運動を2セット実施し、開始前・1セット後・2セット後を比較。反対側は安静
測定大腿直筋の硬さ
結果1セット後・2セット後ともに開始前より硬さが低下しましたが、1セット後と2セット後の間に有意差は報告されませんでした

掲載誌:Children/2026年/13巻4号 460
論文を読む · DOI: 10.3390/children13040460

資金提供:ゆらしインターナショナル株式会社。論文では、同社は収集データの科学的解釈や論文の出版に影響しなかったと開示されています。

Children — 発表済み|繰り返すことで、筋肉の硬さはさらに変わるかChildren

研究の範囲

これらは特定の対象・条件で直後の変化を調べた研究です。症状の治癒、再発予防、長期的な効果、ほかの症状への有効性を示したものではありません。

施術の考え方と、研究によって確認されたことは区別しています。これらの論文は、変化が生じる詳しい仕組みや、ゆらし療法の手技全体の効果を解明したものではありません。

進行中の研究

テーマ状況
機能性ディスペプシア(FD)への施術論文を投稿し、査読中
肉離れへの施術医師・研究者と研究を進行中

FDは内科領域、肉離れは整形外科・スポーツ領域の研究です。査読中・研究中の取り組みを、発表済みの結果とは分けて紹介しています。